外庭、外庭外構のすすめ

外庭、外庭外構のすすめ

かつての日本家屋と庭について
日本の家は夏を旨とすべし°g田兼好の徒然草が書かれた鎌倉時代は現代日本より冷涼だったと言われています。高温多湿の日本の気候のもとで在来工法(木造軸組工法)は深い庇と大きな開口部、風通を考慮した間取り、縁側や濡れ縁など「内」と「外」をつなぐ曖昧な空間が存在し、土壁による湿度調整されてきました。
 しかし、昨今の建築は材料や工法が変わると共に、耐震に対する法規制や防犯、空調設備の普及で開口部が小さくなり、「内」と「外」が明確に分かれてきました。また、都市部では一戸当たりの敷地面積も狭いため庭を作るスペースも狭い上、雑草の管理やメンテナンスの費用もかかるため敬遠されがちです。

アーテック・にしかわの提案 −外庭、外庭外構のすすめ−
 弊社では植栽スペースを限定されているお客様に、家の外から見せる外庭≠提案。街並み緑化に寄与しながら、
外庭≠ェ家の価値を高める外庭外構≠積極提案しています。

 今から12年以上前の話になりますが、高級住宅地の幹線道路沿いの、鋭角に飛び出た角地で、木製ラチス設置の見積もり依頼をいただきました。お客様はバラの愛好家で見積もりは確か7社競合だったと思います。



幹線道路の高級住宅地に面する

アーチとパーゴラの高さを微妙な調整で

 おそらく他社さんはお客様が望まれる通り高生垣と立派なサルスベリの木を撤去し、鋭角の敷地いっぱいに高さ1.8mのラチス施工の見積もりを出されたと思います。弊社ではウェルカムツリーとしてサルスベリの木を残し、鋭角に飛び出た敷地をラチスで囲わず、外から見せる庭を提案しました。また、実際に出入りするわけではありませんが、アイストップとして木製アーチ&ドア、ラチスの上にもパーゴラを提案し、採用していただきました。

毎年工夫して今ではバラの名所に…

後日、お好みのバラをを植えられご近所でも評判のローズガーデンになっています。家の中から楽しむ庭から、家の外から街の人にも楽しんでもらう庭に… 庭の手入れをしていると見知らぬ方からもお声掛け、お褒めいただけると、大変喜んでいただいています。また、家をよりよく引き立てる為、資産価値の向上にも繋がります。

クローズタイプの外庭外構

角地の新築外構(堺市東区)

セットバックスぺースを庭に(吹田市)

レンガ積みの門塀をデザイン化(奈良市)

セミオープンタイプの外庭外構

古材をリユースしたリフォーム(茨木市)

植栽と一体化した新築外構(京都)

アクセントとなる樹木(吹田市)

オープンタイプの外庭外構

古材を使った角地の新築外構(奈良)

外庭に植栽補植(箕面市)

アルミ枕木で樹木が見え隠れ(富田林市)

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