建物新築時に全て外構を完成させなくてもよいのでは…

建物新築時に全て外構を完成させなくてもよいのでは…

新築2年で外構リフォーム…?!
 弊社には外構の見積依頼は新築時を除けば、新築2年後位で見積依頼いただくケースが多い様に感じます。その理由として…

(1)新築時は建築のオプションや追加工事費、照明器具やカーテン購入、家が出来上がるにつれ当初予定していなかった家具や家電の買い替え…仮住まいの期間延長や引越し費用で、外構に十分な費用を充てることができなかった。


(2)図面だけの検討で、実際住んでみると生活導線や、屋外収納、周囲の目線など住んで初めて実感する不自由さがある。
(3)ハウスメーカー、工務店紹介の外構業者はマージンが載った分だけ割高。ハウスメーカーは家を売るのがメインであるため、概算の外構の予算と、下請外構業者の予算に隔たりがある。

(4)外構業者の、生活感を持たない若いプランナーが、見栄え重視のプレゼンに惑わされ、親身な外構計画でなかったり、小奇麗なCAD図面を過信したりすることもあるかもしれません。
(5)予想外の出費続きの1年が過ぎ、ローンの支払いも安定しかけた2年目、せめて外構リフォームを…と、希望される方が多いようです。

ハウスメーカー外構新築2年目でリフォームをさせていただいた事例
ハウスメーカーのオープン外構
(1)新築時の外構はハウスメーカー紹介の外構業者と契約。勧められるままに、CAD図面のイメージスケッチが見栄えがよく、面積も広く土のままにするわけにもいかず、割安でもある芝生で施工。
 実際、住み始めるが芝庭の管理の大変さと、芝生の生育にばらつきが生じたのが悩みの種に…

テラス屋根の下にウリンデッキ+目隠し
(2)オープン外構のため、近隣との遮蔽が課題。いずれはウッドデッキを作りたいと考えていた。
 本物の木製デッキにしたい。(可動の目隠しができるか検討)駐輪場を考えてなかった…
(3)複合の悩みの解決を検討し、木目柄ラッピングのアルミテラス屋根とウリンを使った目隠し付のウッドデッキ+サイクルスペースを提案しました。

テラス屋根の下に駐輪スペース
数年計画で、住ながら、楽しみながら外構リフォーム…
 新築時は必要最低限のみで、住みながら不都合を体感した上で、外構工事をするのも一つの方法です。予算が無いからと言って、ホームセンターの安価なラチスで間仕切りをするようなことはお勧めでできません。

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